研修の狙い
簿記・会計や財務といった仕事をしていながらも、実は「数字」でビジネスを語れる人は多くありません。ビジネスシーンでは「数字を根拠に考え」「数字を使って他社へ分かりやすく説明し」「数字を使った意思決定を行う」ことが求められます。このような数字の使い方が苦手という方が多いのではないでしょうか。
本講座ではグループワークを通じてデータをつかむ「把握力」、使える情報に加工する「分析力」、数的根拠から最適解を選ぶ「選択力」、未来を予測する「予測力」、的確に伝える「表現力」といった、ビジネスを数字で考える際に重要な5つの力の向上をめざします。
解説動画
Hさんは現在やりとりをしている営業先10社について、契約をとれた場合の売上金額と契約が成立するかどうかの手ごたえを次のように見積もりました。
Hさんの営業先に優先順位をつけてください。
先ほど営業部長の三好さんと立ち話しをしたのだけど、今期営業部では大企業を第一ターゲットとした営業施策を取っているそうだよ。ただ我々の把握・分析では中堅企業の方が拡販余地が高いと考えているよね。ここについては、経営管理部としても意思を持った提案を行いたいね。
弊社の過去売上実績から中堅企業を優先すべき理由を改めて探り、なぜ経営管理部として大企業より優先して中堅企業開拓を選択すべきと考えているのか?しっかりとした根拠を立てて提案しよう。
・次ページのデータから「中堅企業開拓」を優先すべき根拠を探り報告してください。
・対象となる企業区分は大企業・中堅企業・中小企業のみです。
・不足している情報について「〇〇の追加調査を行うべき」といった提案も可能です。
・この仕事のゴールは上司へ中堅企業開拓を選択する理由を明確に報告することです。
対象者
・経営企画・経理・財務部門の若手・中堅社員で、
数字やデータでビジネスを考える力を身に着けたい人。
・データの集計や分析業務に従事しているがより付加価値の高い仕事をしたい方
・社内の若手・中堅社員の数字で考える力を向上させたいと考えている中堅・幹部の方
研修の概要
知識をインプットする研修ではなく複数の演習を個人ワーク、グループワークを通じて実施し、考えを深めることが主体の実践型の講座です。
プログラム
14:00~14:40 イントロダクション
ビジネスシーンにおける3つの数字活用術、5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)
14:50~17:00 実践演習
5つの力の内、いくつかの力を活用した実践演習を実施します。
演習は個人ワーク+グループワークにて実施します。
日時と受講料
会員(個人・法人)12,100円
一般 13,200円
2023年1月30日(月) 14:00~17:00
会員(個人・法人)19,800円
一般 22,000円
2023年2月3日(金) 14:00~17:00
形態
ZOOMを使ったライブ配信型オンライン公開セミナーです。
ご自宅など、受講場所を問いません。パソコンがあれば、受講が可能です。
受講中は、チャット機能や、オンライン上で編成されたグループ演習への参加により、
全員が発信者となり、セミナーに主体的に取り組むことができます。
定員
40人 (最小開催人数12人)
講師
長谷川 正恒 氏(はせがわ まさのぶ)
公益財団法人 日本数学検定協会認定 ビジネス数学インストラクター
オルデナール・コンサルティング合同会社 代表社員
20代に外資系サービス業で営業に従事し世界3位の実績を残す。2006年より上場企業にて経営企画、管理業務に従事。30代で上場企業役員就任。M&A実務は事業会社責任者として、国内外で合わせて10件以上のクロージング実績がある。2017年7月現在、国内外数社の取締役を兼務。
豊富な実務経験から「実務に即した人材育成」が信条。常に現場視点を持ち続けることで「明日から役立つ」具体的な教育支援を提供。
電卓や表計算ソフトは単なるツールにすぎないので、間違った入力をすれば間違った答えしか出てきません。数字のミスを防ぐには概算によって「だいたいこのくらいの数値になるよね…」といったざっくりとした数字をすばやく思いうかべられるかがカギなのです!
「じっくり」と数字を使う数的思考力の向上
数字を使って分析する目的は「よりよい意思決定を行うこと」です。たとえどんな高度な手法を用いた分析を行っても、得られた結果が意思決定につながらなければ価値はありません。価値ある意思決定を行うためには「何のためにその分析を行うのか?」「その分析によって何がわかるのか?」を意識できていることが大切なのです。
お申込み
ご参加される方ご本人がお申し込み手続きいただきますようお願い申し上げます。